♪第8回「勇気ある闘い」
2008年11月27日放送。ストーリーを追いながら感想や予想などを箇条書きにしています。登場人物、使用曲、攻略チャートもデータとしてまとめました。
- 9月26日(金)
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- 翌日。資料室にて、あくびする有紀寧。昨夜の件もあって、よく眠れなかったようだ。
- ぐっすり眠れるおまじない、誰かに膝枕をしてもらうこと。めちゃくちゃ強引な原作再現。そもそも何日も眠れない日が続いてるわけじゃないんだから、そんなことをする必要すらなさそう。
- 「お兄さんの代わりに朋也くんが膝枕してあげるというのはどうでしょう」
どんな羞恥プレイですか……。これ、有紀寧が一番恥ずかしいと思う。渚は早苗さんやエロ本の女の人にはヤキモチを焼くけど、風子に対してもそうだったように、他人のためにがんばるという点では妬いたりしないのでギリセーフッ!……か? - のび太ばりの超スピードで眠りにつく有紀寧。
- 例によってオーバーアクションすぎる登場の春原。「って、アットホーーーーームーーーーッ!」はオーバーアクションでいいんだが、それまでも回転したりとかオーバーすぎ。普通に登場したほうがアットホームの印象が上がると思うんだけど。
- 以前もあったけど、渚が「しーっ」に「です」をつけるのはちょっと……。
- 勇もいつの間にか資料室に。そこへ須藤が凶報を伝える。
- 昨日、春原を和人と勘違いし、襲いかかってきた不良どもを智代が吹っ飛ばしたせいで、別グループは和人が退院したとヤケになって攻めてきたようだ。これまたアホな勘違い連鎖。まぁ智代アフターの朋也の勘違いも似たようなものか……。
- 智代登場。須藤は逃亡。なんだかんだ言って春原の背に隠れる勇がいいね。
- そして夜……。外は雨。
- 春原の部屋に集う一同……ってなんでみんな僕の部屋に集まるんすかっ! 馬小屋大人気。
- 「春原の兄ちゃんが、勝手に宮沢和人さんの振りをしたから悪いんじゃん」
勇、めちゃくちゃ正論です。簡単に言うと原因は春原、話を大きくしたのは智代。でも一番の元凶は……。 - 伝説の不良キラー坂上智代と正面から戦える唯一の男、宮沢和人。一応面識あると思うけどね。名乗ってないから智代は知らないだろうけど。
- 今回はお咎めなしとか言ってるけど生徒会長さんよ……あんたにも落ち度があったから、こんなややこしいことになったんだ。それについてまったく言及しないのはどうかと。
- 有紀寧の悲しみと悔しさが入り交じったような表情。思いつめた様子からしても、原作や私的有紀寧とはかなりキャラが違うようです。
- 9月27日(土)
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- 殴り込みだ、と殺気立つ有紀寧のお友達。思いつめた有紀寧は、別グループと話をつけようと店を飛び出してしまう。それを追いかける朋也。
- 別グループのたむろする店へ。蹴ったのは智代だと誤解を解こうとする朋也の口をふさぐ有紀寧。これは正直理解できない行動だ。智代に迷惑をかけないようにしている、としても無理がある。争いをやめさせるなら真実を告げたほうが早い。そもそもゆきねぇはこんなキャラじゃないと言ったらそれまでだが、これは原作の境地に至っていないゆきねぇと考えれば……でもそうするとこれまで原作通りやってたことや芽衣を諭したりしたのもまったくの無意味になる……うーん、難しいな。
- 戦争だ、とかどちらかが潰れるまで、とか。どっちも潰れるって言ってるだろ。そもそもこれ、CLANNADだったよね確か。
- 有紀寧への恩義を語る別グループのリーダー、佐々木。ここにきて初めての名前付きアニメオリジナルキャラです。横浜の先発ですか? ひゅう! 先発佐々木だぜ! 外見はくにおくんの番長リキみたいだ。
- 佐々木は一ヶ月前から有紀寧に巻いてもらった包帯を巻きっぱなしらしい。料理のうまい子に弱いとか。可愛い奴だな。
- 和人とのタイマン勝負を提案する佐々木。ここで真実を告げていれば、無益な争いは止められたかもしれない……。
- 結局、タイマン勝負を受けることになってしまった。時刻は明日の夕方、場所は川原。合図に花火は上げないの?
- 和人の代理……その名は、春原陽平! 「たまにどうしようもなく暴力を振るいたくなる……この僕の心に巣くう凶暴なもの、それはまさしくモンスター……そう、スライム……スライムの春原だ!」
- 夜の……ここどこ? ものみの丘?
- 「わたし、やっぱり喧嘩は良くないと思うんですけど……」
おうっ、それでこそ渚だ。だが春原は自分で災いの種を蒔いたのだから、自分で刈り取るのが漢だな。 - 有紀寧の理想論。小さな町、とか。この語りのためにここへわざわざ移動したのか……町を見渡せるこの高みへ。……でも、それって本末転倒じゃない?
- 風が吹き、髪がなびく。これもきっと風子の仕業ですっ(>ヮ<)
- 9月28日(日)
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- 約束の夕方。夕焼け空に飛行機雲。ことみ、元気かな……。
- 佐々木はまだ来ていないようだ。佐々木なのに宮本武蔵のように遅れてくるとは……。
- 緊張する春原に「お腹をいっぱいにしたらどうか?」と提案する渚。えええっ!? 胃に物を詰めたら身体も重くなるし、ボディ食らったら吐くし、余計にやばいんじゃないか?
- 「春原さんがとても大事な勝負をする、って言ったら持たせてくれたんです。新作のハイパーレインボーパンですっ」
うおっ、まぶしっ! 有紀寧がまったく無視してるのが笑える。 - 「お父さんからも伝言です。おまえに……レインボー、とのことでした」
渚はこの危険物質についての知識があるはずだが……断言できないところが渚のアホな子たるゆえんか。伝言とか言っちゃってるし。これでネオレインボー時の汐のセリフ「いらない」の効果がアップする。 - 「そしてこちら、お友達からいただいた『究極のジャム』だそうです」
甘くないジャムきてもたーーっ! 風子に史上最悪と言わしめた早苗パンよりは、あゆに個性的な味と言わしめた秋子さんのジャムのほうがマシだと思う。それに秋子さんの作った『普通の』ジャムはおいしいからなぁ……。早苗さんも『普通に』パンを作ればおいしいと思う。 - 「お母さんのパンにこの究極のジャムを塗れば、最強コラボの完成ですっ」
今まではギリセーフだったが、これはさすがにアウト! 朋也の「コラボレーションだ」に対して「コラボ……? なんでしょうか?」と言うような渚が普通に「コラボ」と言うのは違和感がありすぎる。 - レインボーについて長々と書きましたが、個人的には渚らしからぬ行動とセリフでした。しかもこれが原因で朋也が闘うことになるとか……これはさすがに開いた口が塞がらなかった。春原が自分で尻拭いしてほしかったぜ。
- 佐々木が今さら登場。遅刻したからおまえの負けな。
- 気絶したみんなに代わって朋也がタイマン勝負に挑む。「春原たちの手当てを頼む」って食中毒だよ、どうすんの?
- 朋也と佐々木のタイマン開始! 「young lust」が脳内で流れ出すほど見応えあるファイトですが、それに至る経緯がむちゃくちゃすぎて集中できん。
- 「右肩が悪いのか」
少しやりあっただけで佐々木が気づいてしまうくらいなんだから、芳野さんに隠し通すなんて無理だよな。 - 夕日が落ちてもまだ闘いは続いていた。朋也のタフさを認める佐々木。ほんと、完全に智代アフターの朋也だよな。ど根性。
- レインボーパンの戦闘不能効果から回復した春原たち。
- 傷ついた朋也を見て真っ先に駆け出す春原。めっちゃいいシーンだよ、原因がレインボーパンでなければね。
- 須藤も田嶋も、そして佐々木のグループの連中も……ふたつのグループが激突する。朋也と佐々木が制止するが……。
- 月光の下、そこに現れるひとりの影……その名は、宮沢和人だ!
- 「病院を抜け出してきたのか……」
朋也の言葉足らずな説明だけで、よく和人はまだ入院してると解釈できたな佐々木……と思ったら包帯だったのか、頭につけてるの。ハチマキかと思ったよ。シルエットでは小さい真人みたいに見えたし。 - 和人に拳を振るう寸前、何かに気づき、はっとなる佐々木。和人と思われた人影は……有紀寧だった。
- 「宮沢さん、いつの間に……」
「さっきお兄さんを呼んでくる、って言って走っていったんだ」
いや、変身シーンを説明すんなよ……冷めるじゃないか。ズバット変身ズバット解決、これでいいじゃないか。 - 「和人さんを連れてこられるわけがねぇんだ!」
須藤、おまえも知ってたのかよ……。 - その間も「俺は宮沢和人だ」とか「邪魔するな」とか言ってるゆきねぇですが……。これまでのぼーっとしてそうなゆきねぇと同一人物とは思えん。それだけ追い詰められてた、というかヤケになってるようにも見える。
- 「なんだってこんな真似を……」
「馬鹿野郎ぉーっ! 決まってるだろ、おまえらを止めるためだよ! 喧嘩を終わらせるためには、宮沢和人が出てくるしかない。だから兄貴の振りをしたんだっ。そんなこともわかんねぇのかよっ!」
いや、だからさ……俺、宮沢和人が亡くなってるの知らないんですけど。わかるわけないだろ……なんでこの人、キレてるんだ……。 - 「どうして……どうしてみんな争わなくてはいけないんですか。どうすれば争わずにすむんですかっ! どうすれば……っ、どうすれば……っ!」
ある意味、争いを長引かせたのは有紀寧自身とも言える。和人が亡くなったことを隠していれば均衡が保てると考えたのだろうが、その状態が争わずにすむ状態でないことはわかるはずなんだが……。前回、有紀寧自身が須藤に言った「逃げ出しても、なんの解決にもなりませんから」という言葉は自分にも向けた言葉だったのか……。
- 有紀寧 9月29日(月)
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- 翌日。墓地に集まったみんな。そこには佐々木たちの姿もあった。……が、そこに春原の姿はなかった……ってなんでだよっ! サイドカットか!?
- 「こういうことだったのか……」
知らなかったのかよ……。朋也くん、あなた昨日の発言と矛盾してますよ。佐々木にキレて言った言葉は明らかに和人の死を悟ったような言い草だったのに。まぁ和人が現れないのはとても深い事情がある、とだけ認識してたとすれば納得できないこともないが……。 - 墓前での有紀寧の語りも大幅変更。アニメ有紀寧は和人の生き方を理解していなかったようだ。芽衣に語った時も兄が昔は怖いとか言ってたし、完全に設定が違うね。
- 「この町から争いをなくすことが兄の願いで、わたしはそれを実現させたかったんです」
優しさを忘れない単なる不良であった原作と違って、すげぇ高尚な理想を持つ人物になっちゃってます、和人兄さん。これはなんかやだなぁ。アラインメント「CHAOS」のはずの人間が「LAW」にされちゃった感じ。わかりにくい例えですまん。 - 和人の墓に手を合わせる佐々木、そしてみんな。
- 朋也が振り返ると……そこにはひとつの光が。カメラワークが光の軌道かな? なかなか上手い。ところで春原は?
- 有紀寧エピローグ 9月30日(火)
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- 屋上にて、この町の伝承を語る有紀寧。聞かれもしないのに説明しだしたのは不自然だなぁ。春原とのやり取りの後か、朋也が光について言ってからじゃないと。
- 「光の玉」っていう言い方、個人的には好きじゃないなー。「光」でいいよ。常に「玉」の形をしているとは限らないと思うし。タイトルメニューの木の下に集う光だって、遠めに見たら玉っぽく見えても近くで見たらどんな形をしているかわからない。もしかしたら雪の結晶のような形をしているかもしれない……というのが個人的見解。
- 「手に入れれば、ひとつだけ願いを叶えることができる」
こりゃまたえらくストレートな物言いだ! 情緒ってもんがないなぁ……と思うが、美佐枝シナリオの設定に合わせてきたんだろうね。 - 「じゃ、岡崎が見たっていう光も?」
ああ、事情を話した後だったのか。少しは前振りしてくれ、唐突すぎる。 - 「わたし、本当に幸せ者です。こんなにたくさんの人に支えてもらって……」
吹く風の中、振り返る有紀寧(演出:伊吹風子)。支えてくれるみんな、そして……兄の後ろ姿。本当に金髪だったのか。イメージが違うな~。
- 総括
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有紀寧シナリオ終了! と言っても原作とはだいぶ違います。有紀寧と和人のキャラも違います。
和人はともかく、アニメ有紀寧は結構面白いとも思う。原作と違って朋也たちに近い距離……坂の下にいる感じがする。原作は智代ほど高みとまではいかないが、坂の上のほうにいるイメージ。
ただ、最初からそのつもりで有紀寧をオリジナルっぽくキャラ付けしていれば違和感はなかったと思うけど、原作通りのところとそれ以外でキャラが違うのが残念。これはほぼ全キャラに言えることだけどね。突然思い出したように原作セリフを言い出して違和感を覚えたところがこれまでも結構あった。
シナリオ展開的にはレインボーパンもあって今回はかなり無茶でしたが、「逃げ出しても、なんの解決にもなりませんから」という言葉が前述のことを意図したものだったらそこはすごくいいと思ったよ。
そんなわけで、りえちゃんに和んでまた次回!
♪第8回データ
- 登場人物
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- 岡崎朋也
- 古河渚
- 宮沢有紀寧
- 春原陽平
- 坂上智代
- 勇
- 須藤
- 田嶋
- 勇の姉
- 佐々木
- 有紀寧のお友達
- 不良ども
- 宮沢和人
- 使用曲
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- 資料室のお茶会
- 時を刻む唄 -TV Animation Ver.-(原曲:同じ高みへ)
- 汐
- 灰燼に帰す
- 光りあふれる揺りかごの中で(原曲:町,時の流れ,人) 「MABINOGI CLANNAD arrange album」収録
- 存在 -piano-
- ダム
- 町,時の流れ,人
- 馬鹿ふたり
- 月の位相
- 無間
- 潮鳴り
- 空に光る
- TORCH -TV Animation Ver.-(原曲:町,時の流れ,人? or それは風のように?)
- 願いが叶う場所
日付 | 選択肢 | 備考 |
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9月26日(金) | 「このまま寝かす」(有紀寧) | |
9月27日(土) | ||
9月28日(日) | ||
有紀寧 | ●「有紀寧の光」を手に入れた! | |
有紀寧エピローグ |